ハイセンスなデザインと質の高さから大変評価の高い西陣の老舗　加納幸さんの抽象柄　袋帯。 　柄は六通柄。　中無地部分は柄のある箇所と同様の織り柄でつづられており(画像2枚目)手抜かりがありません。　裏は無地で表地と呼応したカラーで(画像3枚目)　垂れ先裏に落款が認められます。　ぱっと見ても直ぐに良い帯だと分かるお品です。 　地は黒にみえますが実際は茶が加わった色合いで、柄の色は画像では1色に見える色遣いは実は2色、外側から極々薄いグレー(光沢があるので淡いシルバーに見えます)　中心に行くに従い金糸を用いて変化を持たせています(画像5枚目)。　こちらの金糸は美しい輝きで視線を柄中心に集める働きがあり、したがって　例えば柄をやや上部に持っていけば脚長効果も期待できるデザインのお品です。 　色合いですが、当方モニターからですと画像1枚目が一番近く、【日本の伝統色　和色大辞典】と照らし合わせて見ますと、【憲法黒茶】が近い色合いに感じられます。 　購入後試着しました。　ごく僅かな折り跡がうっすらみてとれますが、ほぼ未使用のお品です。 《寸法》 ・全長：約443.5cm ・幅：約31cm 　 　恐れ入りますが、当方プロフィールご一読の上　ご検討くださいませ。